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どれにしようか迷ってしまう 剪定鋏の型 大集合!


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剪定鋏と一口に言っても、色々な型があります。

一概にどれが良いとは言えませんので、あなたの好みで選んでください。

コンちゃんの思いつく限りで剪定鋏の型を列挙してみます。
なお、呼称については鍛冶屋の名前ではなく「銘」で記していきますので、ご了承ください。

また、各型の説明は、コンちゃんの個人的な感想も含まれますので、参考程度にお願いしますm(_ _)m

B型


現在の剪定鋏で一番基本的な型。
名前の由来は、形がアルファベットの「B」に似ているからという説を聞いたことがあるが、真偽の程は定かではない。

大概のメーカーはB型をラインナップに持っています。
全体的にガッチリと作ってあるし、刃も厚みがあるので、太い枝をガッツリ切るのに適しています。

植木職人や造園屋さんが好んで使う型です。
汎用性は高いので、どなたにでもオススメできます。

取り敢えず最初の1挺ならB型を選ぶという選択肢で良いように思います。

日本で初めて剪定鋏を作ったと言われるのは「阿武隈川」or「宗寛」です。
(この辺は事情を知っていると書きづらいな・・・)
どちらも良い剪定鋏ですよ。



A型



B型と人気を2分する型。
A・Bと来るからA型の方が古いかと思われがちだが、A型のほうが新しい型だと思います。

B型の刃部に少し角度をつけて細かい作業もやりやすく、かつ刃を薄くして切り抜けを良くしているのが主な特徴です。

A型の元祖は「飛庄」らしいですが、今買える飛庄のA型はそれとは違うものです。
所謂A型らしい型といえば、「村久」「丸清」あたりでしょうか。

「村久」は作りが大変しっかりとしていて各方面で大人気。
諸事情もあり現在生産が追いつかず、半年待ちは当たり前の状況なので、在庫があるうちに買っておいたほうが良いかもしれません。

バラ栽培家に一番人気があるのは、このA型かも知れません。

O型



基本形のB型の欠点、「長い時間使っていると、手がずり上がってくる」という欠点が補われているのがO型。
と書くと、O型のほうが新しいように聞こえますが、古い欧州の剪定鋏を見るとO型に近い形のものが多いので、O型のほうが先に作られていたのかもしれません。

B型の形を踏襲していますが、柄の元部分が正しくO型になっているのが特徴です。

利点は先に書いたように、「長い時間使っていても、手がずり上がってくることがない」ということです。

以前はいくつかの鍛冶屋で作っていたようですが、最近は三条の「利房」以外はなかなかお目にかかりません。
コンちゃんも持っていますが、お値段も手頃で、なかなか使いやすいですよ。

他に「流一刀作」でも見つかると思いますが、物は「利房」と同じものだと思います。

正統A型 or AD型



「飛庄」が作っている型です。
これをマルマン佐藤が売るとAD型と称されます。
現在飛庄では所謂A型は作らなくなったので、これがA型と称されています。

これもO型と同じく、手がずり上がってこないように柄の部分に凹みを持たせているのが特徴です。

飛庄の場合は刃が”真鍮蝋付け”になっているという特徴もあります。
”真鍮蝋付け”については、いつの日か紹介したいと思います。

テレビの和風総本家で紹介されたこともあり、大変人気のある型です。

改良A型



これは三木の「おの義」の型です。
こちらもA型の柄の元部を張らせて、手のズリ上がりを防止するようになっています。

「おの義」も大変人気のある鍛冶屋です。特に女性の人気が高いかな。
値段の割には細部の仕上げが丁寧だなという印象があります。

S型

山川製鋏所 剪定鋏S型


コンちゃんは正直S型をよく理解していません。
A型の形にB型の刃部を付けたものという理解しかありません。これで合っているかな。

元祖は山川製鋏所「山広」ですが、現在では「宗寛」「宗家 秀久」もS型を作っているようです。

一部に大変コアなファンを持つ型です。
多分、使いやすいんだと思います。

コンちゃんも一つは買いたいなあと思っています。



津軽型



その名の通り、青森県(津軽地方)のリンゴ農家が好んで使っている剪定鋏です。
総じて津軽型は値段が高いです(笑)

何となくO型に似ていますが、刃の形に特徴があるところと虫バネであるところで区別します。

以前は一般的な所では「飛庄」くらいしか作っておらず、後は自由鍛造の数万円コースという高嶺の花だったのですが、最近は「宗寛」などからも出ており、手に入れやすくなりましたね。

弁慶型



柄の両側が張り出していて、これもやはり手のズリ上がりを防ぐための型です。

弁慶型の由来は全く判りません。義経型というのも見たことありませんし(笑)

現在は「流一刀」のみが販売している型のようですが、「流一刀」自体は剪定鋏の製造を行っていないと思いますので、どこかに製造している鍛冶屋があるはずですが、どこかは判りません。
(一箇所候補があるのですが、確信はありませんので控えます)

非常に個性的な型なので、フィットする人には抜群の使い心地なのでは・・・と勝手に憶測しています。

YP型



正確にはYP型というのは無いのだが、新潟県三条市の外山刃物が作っている「宗家 秀久」のYP200という鋏が独特の型なので、載せておきます。

この独特の柄はグッドデザイン賞を受賞し、その握りやすさと切れ味から一躍有名になった鋏です。
今でもバラ愛好家が好んで使う剪定鋏の上位をしているでしょう。

外山刃物自体は手打ち鍛造ではなく、主に機械生産を行うメーカーでYP200も大方の工程は機械で行われている。

津軽型の変形タイプに似て、刃の角度が大分付いており、細かい作業が楽だろうと思われます。

BB型



こちらも同じく外山刃物の剪定鋏です。
YP200の後継として開発された型で、グッドデザイン賞もちゃんと受賞しています。

ところが、YP200の成功で気を良くしすぎたのか、BB200は今ひとつ握り心地が良くなく(自由度がないと言われる)人気も今ひとつである。

値段もYP200よりも高いので、みんなYP200を買ってしまうという悲しい剪定鋏です。

他にも色々ありますが・・・

鍛冶屋独特の型はもっと沢山ありますが(NS型とかF型とか)、一般的な型としては、これまでにあげた型を覚えておけば良いと思いますし、選ぶ際もこの中から好みのタイプを選べば間違いはないと思います。

剪定鋏はとても奥の深い道具です。
ぜひ色々と見比べて、お気に入りの1挺を見つけてください。



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