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職人の心意気を感じた如雨露 銅製英国式如雨露6号 根岸産業製


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道具に拘るコンちゃんとしては、如雨露は欠かせないアイテムです

気に入って使っているのは銅製英国式ジョーロ6号
東京の下町、墨田区にある根岸産業で作られている如雨露です。

この如雨露を求めたのは2009年の4月だったようだ。かれこれ6年のお付き合いになる。
だが、この如雨露は丁寧に扱えば30年でも使える品物だ。

実はこの如雨露、直接根岸産業へ赴いて購入したのです

当時、ふと思い立ってカーナビ頼りに訪問した。

本当に下町の住宅街の中、本当にここに工場があるのか・・という場所だった。
路地に車を止めて、チャイムを鳴らして伺うと奥さんが出られて「此処でよい」という返事。
如雨露を観せていただきたいというと、工場へ案内してくれた。

工場、と言っても10坪程度だろうか。予想以上に小さなスペースだった。
そこには先代の根岸修さんが居られた。

根岸修さんは2代目。
初代はブリキ職人でバケツや篩などを作っていたという。
先行きに不安を感じた修さんは、新しい試みとして如雨露の製作を始めたのだそうだ。

あまり話し好きではなさそうな感じだったが、少しづつ打ち解けていき、色々と話しをしてくれた。

その中でも、強く印象に残っているのは、

  • 色々と試行錯誤したが、盆栽協会の方などが親身になって相談に乗ってくれたお陰で今の如雨露がある。
  • 最近はネット通販したいからという問い合わせが多いが、一見の客に卸す気はない。
という話。

「うちは自分のブランドで売っているわけじゃない。品物が良くなかった時代も相手にしてくれて、色々とアドバイスをくれた取引先があったから今がある。それを今売れるようになったからと、何処の馬の骨とも分からない業者に卸すなんて、顔向け出来ないことはしない」

凄いなあというのが正直な感想だった。正に職人気質というものだろう。
TVの取材など何回も受けていて、日本一の如雨露と言えば、間違いなく根岸産業の如雨露だと思われるが、それに奢るところが全くなかった。

とある取引先経由で宮内庁に特注品を2個納めたことも嬉しそうに話してくれた。

銅は色がくすんで緑青が噴くくらいが味わいがあって良いですよね

コンちゃんがこう言うと、「そうだろう。でも客がピカピカの方が良いっていうから、酸化しないように処理をしているんだよ」と根岸さん。
コンちゃんの如雨露も6年の時を経て、やっと味わいが出てきたかなあ。

そんなこんなで此処に書くのを憚れるような話も含めて、実に2時間もお話に付き合って頂いたのでした(笑)

うちの如雨露は何年でも持つし、もし万が一壊れた時は持ってきてくれれば直すよ

「本当は小売はしないんだけど、折角来てくれたから」根岸さんはそう言って、コンちゃんに如雨露を売ってくれました。

なんと「実際に水を流してみたい」というコンちゃんに我儘にわざわざ新品を下ろして試させてくれました。
それも竿長と英国式で4号と6号の両方とも。
ハス口も2種類あるから、それぞれ何回か・・計10回くらいくらいかな。

本当は竿長が1番良かったと思うんだけど、そこはイメージ先行型(笑)で、英国式を選択。
ニコニコしながら車に積み込んだのでした。

今は3代目に受け継がれ

根岸さんはその後まもなく引退されたようで、今は息子さんが跡を継いで如雨露を作っておられるようです。

修さんの職人気質も引き継がれているかどうかは判りませんが、相変わらず衰えない人気は品質の証かなと思っています。

もう一度お邪魔してみたいなと思いつつ、壊れたら直してもらいに行こうと思ってはいるが・・・はてさて、その機会は何十年後になるのだろうか。

何だか纏まりのない話になってしまいましたが、価格はちょっと吃驚するくらい高いので、気軽に買える如雨露ではありませんが、一生モノの道具として候補に入れてもらえると嬉しいなあ。






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